㈱フジカーランド上田 会社紹介レポート


中古車ガイド掲載記事より

長野県上田市・フジカーランド上田

本当の汗をかいた喜びが人生勉強


●独立後5年で大きく成長
上田市は、長野県東部(東信地方)に位置し、2町1村と合併後、総面積552キロ平方メートル、人口16万人を擁する県内第3位の都市である。

この度、取材訪問先の「(株)フジカーランド上田」は、新幹線上田駅から商店街を北方へ車で約15分直進すると間口110メートルのフェンスの上にオレンジ色で大きく書かれた「フジカーランド上田」の看板に辿る。

代表取締役会長・羽田直巳氏、代表取締役社長・羽田憲史(のりふみ)氏。

直巳会長は1964年、上田市内で実兄豊実氏の2名で富士モーター販売(株)を設立。
89年マツダオートザム店取得し、2年後の91年、社名を「(株)ザム上田」として独立(51才)。94年、社名を「(株)フジカーランド上田」に変更し、同年本社を上田市材木町に置き(600坪)、中古車展示場を現在の古里に移転し、2400坪の大規模展示場を展開した。
96年BP(鈑金塗装)工場完成、99年新潟陸運局指定工場取得。2000年全国チェーン「車検のコバック」参加。01年「車買取専門店ラビット」参加。05年あいおい損害保険(株)にてJ特級代理店取得。07年マツダオートザム移転後、古里展示場拡張展開。08年「鈑金のモドーリー」を設立、そして15年11月に第二の販売拠点となる「フジカーランド佐久店」をオープン、現在に至っている。



●部品の名称から勉強

直巳会長は67才の平成19年4月、社長職から会長職に退き、憲史氏を代表取締役社長、憲史氏の実弟・昌司氏を取締役として(株)フジカーランドグループ運営の一切を委譲した。憲史氏は36才にして後継者としてすべてを任されたのである。
憲史社長は、長野県出身 昭和45年8月3日生 46才。

常時300台の本社展示場
常時300台の本社展示場

明るいショールーム
明るいショールーム


地元高校卒業後、アメリカの大学・日本校を中退し、東京・練馬区のアンフィニィ北東京に3年間勤務。その間、埼玉県和光市で6カ月メカニックの修行と営業に配属された。

入社当初、憲史社長の車の知識は車種内容くらいで、メカニックに至っては全くの初体験で部品の名称すら判らず、無我夢中の修行だったという。

本社整備工場
本社整備工場

26歳で帰郷後、自社の中古車部門を担当した。

その理由を「中古車は新車と違い、確かな品質の商品をお客様に提供したかったので走行管理システムの確立、車検証に走行キロの記載が嬉しかったこと、中古車のお買い得ほか中古車という選択肢が多い一物一価を気に入って欲しかった」を挙げ、中古車担当を適所と思ったという。

●買取りは失礼のないように

買取り・ラビットは実弟の昌司営業本部長と2人で立ち上げた。
買取車は比較的低年式は少ないが、接客には失礼のないように特に厳しくしている。それは“売る”という事情にはいろいろあるからだ。

現在は相場が悪くないので伸びている。買取部門の新入社員採用時は車の外観のみならず、室内状態を熟知しているので“買取り業務経験者”を重視しているほどの気配りだ。

しかし来店客が全くない時もあり「お客様の大切さを実感できた。新人の育成方法も、お迎えからお見送りまで確立することができた」と当時を振り返る。おそらく初めて身を以って得た体験だったのだろう。

買取ラビット店
買取ラビット店

600坪の車検のコバック
600坪の車検のコバック

コバックは各拠点に客との繋がりを持つことを強化している。それには、その時点、時点で客に育てて貰い、客を育てる。ディーラー型販売スタイルといえるのではないかと思う。
“我々の給料はお客様からいただく”という感謝の気持ちを持てば、相手にも通ずるものがある。父会長の信念「感謝は石に刻め、恩をかけたら水に流せ(恩にきせるな)」という言葉を継承すべく実践に努めている。

●本当の汗を知る
憲史社長は父会長を尊敬し、一方会長も社長を退いて以来、今以って運営に一切口出ししないという。当日の取材にも同席もせず、一度データを届けに顔を出したのみだった。“先代のつい一言”もないという。
同社長は「私が人生の勉強だったと感ずるのは、何一つ判らなかったメカを6カ月真剣に、懸命になって頑張り、休み時間のティータイムで汗を拭きながら飲んだお茶が本当に美味しかった。“これが本当の汗なのだな”と有難かった」と当時を述懐する。

帰郷し、フジカーランド上田に入社後、経験の浅い自らを磨くため社員と共にトイレ掃除を1年間行ったという。ホテルのトイレのように広く綺麗だった。

納車式の写真
納車式の写真

●少しでも力を抜くと販売が落ちる
「父から受け継いだその日からすべてを任された。それだけに責任は重いことも事実。だが、遣り甲斐がある。AA場での仕入れの場合は社員に大まかな提案をしてあとは任せる。AAは流通の相場が勉強できる」と語る憲史社長は「中古車は少しでも力を抜くと販売が落ちる。終生勉強ですね」という。
実に明朗にして闊達な青年社長だ。会社経営者の子息として上京し「本当の汗」「6か月だがもっとも充実した勉強だった」ことを自覚したことが、買取車に対する客への対応に失礼のないよう厳しくしている姿勢に通ずるものがある。
また、運営一切を憲史氏と昌司氏に任せた以上、口を挟まない直巳会長の姿勢は勇断というべきだろう。


《 このHPについてのお問合せ先 》   
株式会社フジカーランド上田
〒386-0005  長野県上田市古里150-1野竹トンネル入口 TEL:0268-22-8000

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